うまのたたり
馬の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 崖から落ちて死んだ馬が枕元に立ち、祀らねば長男を取り殺すと告げたため馬頭観音を祀った。
- 細部
- 大月市七保町に伝わる話。昔、この家の先祖が乗っていた馬が崖から足を滑らせて落ち、脚を折ったことが代々本家に祟るとされ、当主の足が悪くなるという言い伝えがあった。そこで数年前に葛野川から石を拾い、葛野のツチヤの神主に拝んでもらって屋敷に祀り、毎月8日に線香を上げるようになったという。別の家では、昭和6年7月21日に飼い馬が崖から転落死する出来事があり、その後ある夜、馬が神となって枕元に現れ、自分を祀らなければ長男を取り殺すと告げて消えた。驚いた家族はすぐに墓を作り、昭和11年2月に馬頭観音を建立して馬の霊を供養したところ、病弱だった長男が元気を取り戻したと伝えられている。
- 広まり方
- 1977年刊『上和田の民俗』の「信仰 3、屋敷神」と「口承文芸 伝説」の両章に、都留文科大学民俗学研究会が採録した。
- 地域
- 山梨県大月市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ