うまのあんじ
ウマノアンジ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 竜宮から遣わされた美女ウマノアンジが少年サアネと結ばれ尽きぬ米袋で長者にしたが、中を見られると大魚となり海へ帰った。
- 細部
- 宮古島砂川に伝わる話で、サアネという少年がミナクサという海岸で、竜宮から遣わされたというウマノアンジ(ウマニャーズ)という美しい女性に出会う。ウマノアンジには、最初に出会った男を夫とするようにとの竜王からの言いつけがあり、サアネに妻として迎えてほしいと頼み込んだ。サアネは初め逃げ回っていたが、やがて説き伏せられて夫婦となる。ウマノアンジはいくら米を取り出しても中身が減らない不思議な布袋を持っており、これによってサアネは長者となり子供にも恵まれた。しかし布袋の中を決して見てはならないと言われていたにもかかわらず、サアネは留守中にこっそり中を確かめてしまい、袋が空であることを知る。これを知ったウマノアンジはスジという大魚の姿に変わり、ミナシゴの浜から海へ飛び込んで竜宮へと帰っていった。去り際、ウマノアンジは津波除けの呪文を砂川の人々に授け、以来人々はその教えを守り、旧暦3月の初酉にあたる日、ナーパイと呼ばれる神事を執り行っている。
- 広まり方
- 1978年の『フォクロア』に掲載された堀田吉雄「南島の人魚譚(講演)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県宮古島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ