うじがみのけしん
氏神の化身
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大田市温泉津町では、大火の際に鷺に似た三羽の鳥が舞うと火が鎮まり、氏神の化身として火祭りの由来になったと伝わる。
- 細部
- 大田市温泉津町に伝わる、地域の火祭りの起源とされる話である。今からおよそ三百年前(記録された昭和十五年当時から数えて)、この土地で大きな火事が発生し、町の大部分が焼け落ちてしまうほどの被害が出た。人々があらゆる手段を尽くしても炎はいっこうに収まらなかったが、空を見上げると、鷺を思わせる白い鳥が三羽、輪を描くように飛んだ。すると、それを境に火はぴたりと鎮まったのだという。この不思議な鳥は、土地の氏神様が姿を変えて現れたものだろうと語り伝えられ、この出来事にちなんで毎年一月十四日(現在では二月十四日に変更されている)に火祭りが営まれ、今なお様々な神事が続けられているという。
- 広まり方
- 1940年の『民間伝承』に掲載された森脇太一「イヒワタシ」で紹介されている。
- 地域
- 島根県大田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ