ふくやましのへびがふくけむりとめのいたみ
福山市の蛇が吹く煙と目の痛み
国内
未確認生物
- どんな話か
- 福山藩士が蛇を打ち殺すと目に煙を吹きかけられて腫れ痛み、蛇が嫌う煙管のやにで治したが以後数年同時期に痛んだという。
- 細部
- 備後福山藩に仕えるある武士が、道すがら蛇を見つけて打ち殺したことがあった。すると殺された蛇が、まるで刻み煙草をくゆらせたときのような煙を、その武士の目がけて吹きつけてきたのだという。それ以来、武士の目は腫れ上がって痛むようになってしまった。困り果てた末、蛇が苦手とするという煙管にたまるやにを目に塗ってみたところ、ようやく症状はおさまったそうである。しかしそれで完全に終わったわけではなく、その後二、三年にわたって、毎年同じ時期になると決まって目の痛みがぶり返したと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第2期』に収録された橘春暉「北窻瑣談」に記録がある。
- 地域
- 広島県福山市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ