うどぅいがみ
ウドゥイガミ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 踊りの練習をした家にはウドゥイガミの霊がとどまり、三線や太鼓の音を響かせたり踊りの夢を見せたりするため、支度直しの祓いが行われる。
- 細部
国頭では踊りの練習を家の中で行う習わしがあったが、本番の踊りが終わったあとも、練習をした家にはウドゥイガミの霊がとどまり、三線や太鼓の音を鳴らしたり住人に踊りの夢を見せたりすることがあった。これを鎮めるために支度直しという祓いの儀礼が行われる。1950年ごろ、喜美留集落では敬老会で踊りが披露された。ところが太鼓を担当した高田実秀と、踊りをまとめる責任者だった東実文の二人は、それから毎晩のように太鼓の音がして眠れない日々を過ごすことになる。
音の出どころを探ってみると、会場となった家の隣家の床下からその太鼓が見つかったという。後日あらためて支度直しを行うと太鼓の音はやみ、こうした音を聞き取れるのはごく限られた人間だけだとされている。
- 広まり方
- 2002年の『南島研究』に掲載された高橋孝代「奄美・沖永良部島の踊り神」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県和泊町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ