うぶや
産屋
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 一迫の久我家は屋内での出産が難産になるため庭に産屋を設けており、先祖が天皇の御影を屋内に安置した故事に由来するという。
- 細部
- 一迫の久我家という旧家には、出産にまつわる独特のならわしが伝わっている。かつてこの家では、屋内でお産をすると必ず難産になるといわれており、そのため庭の片隅に専用の産屋を建て、そこで子を産ませるようにしたところ、以後は安産が続くようになったという。この習わしの起こりは、久我家の先祖にさかのぼる。武列天皇に仕えた重臣であった久我某という人物が、あるとき罪を犯して栗駒山のふもとへ配流されることになり、そのおり天皇の御影を屋敷の中に安置した。それ以来、お産という穢れを天皇の御影のある屋内に持ち込むことを避けるため、出産だけは屋外の産屋で行うしきたりが根付いたのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』誕生と葬制の項に記録がある。
- 地域
- 宮城県栗原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ