かなやまのよるのべんじょにでるうぶめ
金山の夜の便所に出るウブメ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 金山町有屋地区で、年越しや旧暦一月十五日の夜の便所に現れるとされたウブメの言い伝え。
- 細部
- 有屋地区には、便所にウブメが出るという言い伝えが数多く残っている。特に年越しの夜や旧暦一月十五日の夜がその時とされ、この時間帯は厠へ近づかないように、あるいは日の高いうちに用を足しておくようにと戒められていた。ウブメの正体は一様ではなく、難産で命を落とした女性、出産の際に亡くなった女性、間引きで命を絶たれた子をひそかに厠へ置いていった女性、あるいは理由なく命を奪われた女性の化身などと語られ、赤子を抱いた姿や子を背負った姿で現れるとされている。便所を北向きや東向きに建ててはならない、便所はつねに清潔にしておくべきだといった、住まいの造りや掃除にまつわる戒めとも結びついている。
- 広まり方
- 1987年刊『有屋の民俗―山形県最上郡金山町有屋地区―』所収、東洋大学民俗研究会による七「信仰」の調査で、複数の聞き取りとしてまとめて記録されている。
- 地域
- 山形県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ