せとうちちょうのてっきでまもるあかご
瀬戸内町の鉄器で守る赤子
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 赤ちゃんが生まれると軒先に包丁や鋏などの鉄器を差してケンムンなどに運命を左右されないようにし、「かわいい」と言うと魔物に奪われるとも言われた。
- 細部
- 瀬戸内町では、赤ちゃんが生まれるとすぐに、軒先へ包丁や鋏といった鉄器類を差しておくという呪法が行われていた。これはケンムンなどの妖怪に赤ちゃんの運命を左右されないようにするためのものだとされる。鉄という素材そのものに魔よけの力があると信じられていたことがうかがえる。また、生まれたばかりの赤ちゃんを褒め言葉で呼ぶと、魔物にその子を奪われてしまうとも言われており、称賛の言葉が思わぬ災いを招く危険なものとして扱われていた点も興味深い。
- 広まり方
- 1981年の『南島研究』に掲載された登山修「奄美大島瀬戸内町の民間信仰」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ