えちぜんちょうのうぶがみのむしわらい
越前町の産神のむし笑い
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 赤子の無心笑いや尻に見える青いあざは、出産に立ち会う産神の仕業によるものだと伝えられている。
- 細部
- 生まれたばかりの赤子が理由もなくふっと笑うことがあるが、これは「むし笑い」と呼ばれ、産神がそばであやしているために起こるのだと信じられていた。また新生児の尻に見られる青いあざも同じ産神に由来するとされ、まだ胎内にいるあいだに産神から「男に生まれるか女に生まれるか、どちらを望むか」と尋ねられた際、返事に迷ってぐずぐずしていたためにその尻をつねられた跡なのだという言い伝えが残る。出産という不可思議な出来事を、赤子の身体に残る小さなしるしと結びつけて語る民俗である。
- 広まり方
- 1984年刊行の『福井県史 資料編15 民俗』第3章「人生儀礼」所収、小林一男「産の神」の項に記録がある。
- 地域
- 福井県越前町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ