うばきりいし
姥切石
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 石の傍らで悶死した女の霊が乗り移った姥切石は夜な夜な人肌に温まり奇声を発したが、京都の高僧が歌を詠み喝を入れると鎮まったという。
- 細部
- 養老町に伝わる姥切石は、もとは何の変哲もない石であったが、その傍らで悶え苦しみながら死んだ女の霊が乗り移ったのだという。以来、夜が更けるたびに石は人の肌ほどの暖かさを帯びるようになり、あわせて奇妙な声を発するようになった。近隣の人々はこれを気味悪がっていたが、あるとき京都から訪れた高僧がこの石に向かって歌を詠み、喝を入れると、それきり石が暖まったり声をあげたりすることはなくなったという。石の名はこの経緯にちなんで姥切石と呼ばれるようになった。
- 広まり方
- 1986年の『美濃民俗』掲載、川出由太郎「山姥の話(一)」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県養老町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ