せとうちのやぎくさいうばのまゆよけ
瀬戸内の山羊臭いウバの眉除け
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山で山羊のような匂いがしたらウバ(山姥)がいる証拠とされ、バケムンに眉毛の本数を数えられて完全に化かされる前に唾で眉を整えておくものとされた。
- 細部
- 瀬戸内町では、山に入った際に山羊のような匂いを感じたら、それはウバ、すなわち山姥がその場にいる証だと考えられていた。またバケムン(化け物)に自分の眉毛の本数を数えられてしまうと、完全に化かされてしまうとも語られている。これを防ぐための対策として、あらかじめ唾液を指につけて眉毛をきちんとそろえておくとよいとされていた。姿の見えない相手に眉毛を数えられるという発想から、身だしなみを整えることが呪術的な防御手段になっていた点が興味深い。
- 広まり方
- 1981年の『南島研究』に掲載された登山修「奄美大島瀬戸内町の民間信仰」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ