つゆじん
ツユ神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 奥出雲町には赤い蛇の姿をしたツユ神を屋敷に祀る家があり、周りの草木を刈ると祟るとして大切に扱われてきたという。
- 細部
- 奥出雲町(仁多郡)に伝わる、蛇を祀る家々についての話である。ある家では、屋敷の中にツユ神(ツユジン)と呼ばれる神を祀っており、その正体は赤い色をした蛇だとされている。この神は祟る力が非常に強いとされ、屋敷の周辺に生えている木や草をうっかり刈り取ってしまうだけでも、たちまち祟りを受けるのだという。また、別の家では、体長三十センチほどの蛇を床の下に祀って大切にしている例もあり、その家の主人が三度の食事を毎日欠かさず与え続けている。もし食事の世話を怠ってしまうと、蛇は家の中を這い回るようになるとされ、そうならないよう家人は日頃からこの蛇を丁重に扱い、家の繁盛を願っているのだという。
- 広まり方
- 1952年の『民間伝承』に掲載された石塚尊俊「ツユ神」で報告されている。
- 地域
- 島根県奥出雲町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ