つしろひめ
津城姫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 敵軍に追われ入水した津城姫の霊が白鷺となって現れ、宝物に近づいた者が消え失せるという屋久島の伝説。
- 細部
- 数百年前のこと、敵の軍勢に囲まれた津城から命からがら長瀬まで逃れてきた姫が、進退窮まって海に身を投げたという。以来、その季節がめぐってくると、姫の霊魂が白鷺の姿になってドンドロの松の木にやってくると伝えられている。明治の中ごろには、硫黄鉱山で働いていた谷山出身の男がひそかにこの姫のもとへ通い続け、やがて財宝を掘り当てたのちにどこかへ姿を消してしまったという話もある。さらにその後、長瀬で姫の宝物とおぼしきものが光を放っているのが見えたため、探しに向かった男二人がいたが、どこからともなく現れた姫と侍女を乗せた舟に連れ去られ、そのまま消息を絶ってしまったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1971年の『南九州郷土研究』掲載、安山登「口永良部島の伝説(上)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県屋久島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ