つるにょうぼう
鶴女房
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山奥の狩人のもとへ嫁いだ美しい女は機織りに精を出し、布を織り終えると姿を消し、鶴となって夫を見下ろしていたという。
- 細部
- 昔々、山奥に暮らしていた一人の狩人のもとへ、どこからともなく美しい女が訪ねてきて、そのまま所帯を持つことになった。手のあくたびにこの女は、キリキリシャンシャンという軽やかな響きをさせながら機に向かっていたという。秋の初め頃にはついに一反の布を織り上げ、これが天女の羽衣と評判になって、お城のお姫様が買い求めるほどの出来栄えであった。ところが狩人が家に戻ってみると、女の姿はどこにも見当たらなくなっていた。その後、狩人は猟師をやめて百姓として暮らしていたが、ある日山深くへ分け入ったところ、松の木の上に羽毛が一枚も残っていない鶴がとまっていて、なつかしそうにこちらを見下ろしていたという。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』に掲載された長谷川玉江「鶴女房」に記録されている。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ