つるべおろし
つるべおろし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大木からぶら下がり通行人に問答を仕掛ける妖怪で、答え方次第で田になったり泥沼になったりしたと伝わる。
- 細部
村はずれには大木が立っており、その梢のあたりから釣瓶のようなものが垂れ下がって道行く人を怖がらせる怪異が知られていた。ある年の大晦日、正白という男がその木のそばを通りかかると、「大大将か、味噌将か」と問いかける声がした。とっさに「大大将」と答えたところ、目の前に三段に区切られた見事な田んぼが広がったという。もし味噌将と答えていれば、そこは一面の泥沼になっていたはずだと語られている。
また別の言い伝えでは、二本並んだ大木のあたりに同じ化け物が現れて夜道の通行人に謎かけをしかけ、答えに詰まった者は食われてしまうとされていたが、ある男がみごとに問答を切り返して勝ったため、それ以降は姿を見せなくなったという。
- 広まり方
- 1992年の『加能民俗研究』に掲載された、松本孝三「『釣瓶落しの怪』の伝承-北陸地方の事例をめぐって-」に記録されている。
- 地域
- 福井県おおい町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ