さくほのきつねつきおとし
佐久穂の狐憑き落とし
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 狐などが人に取り憑いて別人のようにふるまわせ、祈祷師の手で落とすと信じられた。
- 細部
- 憑くとされたのは主に狐で、猫や鳥の名が挙がることもある。憑かれた者は目つきが引きつり、普段なら決してしない言動を取るようになり、憑いた生き物の仕草を真似たり、狐の格好で歩き回って鳴き声を上げたり、自分はどこそこの狐の使いだと名乗ったりしたという。落とすには祈祷師や占い師を頼るのが常で、空鉄砲で驚かせる、松葉でいぶす、袋叩きにするといった手荒な方法のほか、僧に経をあげてもらう例もあった。小豆飯の握りと油揚げを背負わせ、家から追い出す所作をして送り返す穏やかなやり方も伝えられている。
- 広まり方
- 1986年刊『長野県史』民俗編東信地方仕事と行事、第九編民間信仰の祈とう師つきものの項に四例が収められている。
- 地域
- 長野県佐久穂町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ