つきもの
憑物
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- ある家で家内の一人に物が憑き、一週間ものを食べず力が強まって犬のようにワンワンと吠えたという。
- 細部
- 二か月ほど前のこと、夜中に他所の家から呼び起こしにきた何かが、そのままこの家の者に取り憑いたのだという。憑かれてからおよそ一週間というもの、ろくに食事をとらないのに力ばかりは人並み外れて強くなり、犬さながらにワンワンと鳴き声をあげて振る舞ったと伝わる。憑いたものの姿は、呼びにきた当人によく似ているとも語られ、口にする予言は不思議とよく当たり、酒にもめっぽう強かったという。
- 広まり方
- 1956年の『日本民俗学』所収、石塚尊俊「憑物筋の膨張とそれ以前―大分県海辺地方憑物調査報告―」に記録がある。
- 地域
- 大分県佐伯市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ