つきもの
憑きもの
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 生田山愛宕神社の神主が特定の祝詞を唱えて自ら宮に倒れ込むと、起き上がったときには相談者から憑きものが離れていたという。
- 細部
- 宮崎市の生田山にある愛宕神社では、長友清市という神主が憑きもの落としを引き受けていた。彼は不動のからすばりと呼ばれる特別な祝詞を唱えることで、取り憑いたものを怖じ気づかせたという。祈りが進むと清市自身が狂ったように社殿から飛び出し、お宮の中へ勢いよく飛び込んで倒れ伏す。しばらくして体を起こしたときには、相談に来ていた人から憑きものの気配がすっと消えているのが常だった。長友清市は1869年から1961年まで生きた人物とされ、憑きものを落とす手法は一つに限らず、いくつかの型があったと伝えられている。
- 広まり方
- 1992年刊行『宮崎県史 資料編 民俗2』所収、渡辺一弘による巫術師の調査記録にみえる。
- 地域
- 宮崎県宮崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ