つきもの
憑きもの
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 盗みや賭博を繰り返す兄を大桶に押し込め死なせてしまった政やんが、母の後追い自殺の後にぶらぶら病を患うが、施餓鬼供養で快復したという。
- 細部
- 政やんという名の男には、盗みを働いたり賭け事に明け暮れたりして手に負えない兄がいた。ある時ついに堪忍袋の緒が切れ、政やんは兄を大きな桶の中に押し込めてしまい、そのまま兄は命を落としてしまう。息子を失ったことを深く嘆いた母親も、後を追うようにして世を去ってしまったという。それから半年ほどが経ったころ、奉公先から戻ってきた政やんは、原因のはっきりしないぶらぶら病を患っていた。これはきっと何かに取り憑かれているに違いないと皆が考え、僧侶を招いて祈祷を頼み、多くの霊に施しをする大施餓鬼を営んだところ、政やんの病はうそのようにすっかり治ってしまったという。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1922年掲載、山口早風「京都 洛東 鹿ケ谷雑話」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ