とうりてんぐ
刀利天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 富士の頂をちぎって御嶽に乗せようとしたが、夜が明けて放り出し三笠山になったという。
- 細部
- 遠い昔、刀利天狗は日本の中央に富士より高い山を据えたいと考えた。そこで富士山の頂上をもぎ取り、御嶽山の上へ載せようと運び始める。ところが途中で一息入れているうちに空が白み、天狗は仕事を投げ出して逃げ去ってしまった。運ばれかけた富士の頭はその場に残され、三笠山になったと語られる。夜明けまでという時間の制約が達成を阻むという、巨人譚に広く見られる型を天狗が担っている一話である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編「口頭伝承」第二章の伝説、山の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県王滝村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ