とうじょう
トウジョウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 萩に伝わる蛇の怪異で、家の壺の中にとぐろを巻き、人に取り憑いて体内を食い荒らすとされた。
- 細部
- ある寺の僧が一夜の宿を頼んで泊めてもらったことがあった。主人が留守にしている間、僧がふと家の片隅にある壺へ目をやると、トウジョウと呼ばれる蛇が何匹もひしめき合ってとぐろを巻いていた。僧はとっさに煮え立たせた湯を壺に注ぎ入れ、蛇の群れを退治してしまう。後で事情を知った家の者たちは、僧の機転に深く感謝したという。言い伝えによれば、この蛇は人間の肛門から体内に忍び込み、内側から食い破っていく恐ろしい存在とされていた。
- 広まり方
- 1976年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による「山口県阿武郡福栄村紫福地区調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 山口県萩市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ