とうげのかみ
峠の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 御斉峠で旅人に朝の食事を尋ね、答え次第で腹を裂き飯粒を奪って食うという峠の怪。
- 細部
- 御斉峠を越えようとする者に、正体の知れないものが声をかけてくるという。問いかけの中身は朝に何を食べたかということで、茶漬けを口にしたと答えてしまうと、その場で腹を裂かれ、すでに飲み下したはずの飯粒を取り出されてしまう。取り出された粒は洗われたうえで食われるとされ、旅人の身体そのものが食物の在り処として扱われる点に凄みがある。峠という境の地で交わされる何気ない問答が、そのまま命取りに転じる形の怪異である。
- 広まり方
- 1977年の『フォクロア』所収、堀田吉雄「環境鹿山脈民俗小志」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ