とうびょうさん
トウビョウサン
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鶴島の七人ミサキに祀られるトウビョウサンの聖域に櫓が触れると、不漁や腹痛が起こるという。
- 細部
- 尾道市の沖に浮かぶ島々には、トウビョウサンという神にまつわる禁忌がいくつも伝わっている。鶴島の西端は七人ミサキと呼び習わされており、そこにはトウビョウサンという神が祭られ、聖域として大切に扱われてきた。漁をする際、船の櫓の先がこの岩の突端に触れると、その日は魚があまり獲れなくなるといい、亀島にあるエビス岩でも同じことが言い伝えられている。さらに、亀島の廻りカブトと呼ばれる岩場でも、そこに櫓の先が触れてしまうと魚がまったく餌に食いつかなくなるといわれている。また、鶴島の東側にある岩鼻や弓削島の伊勢ヶ鼻というところで櫓が触れると、今度は腹痛を起こすとも語られている。
- 広まり方
- 1978年刊行の『広島県史 民俗編』所収、牛尾三千夫による「聖地とたたり地」の章に記されている。
- 地域
- 広島県尾道市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ