とりつきすじ
とりつき筋
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 郡上市に伝わるとりつき筋の家系は、本人の意思なく他人へ取り憑くとされ、女性は皆美人だったという。
- 細部
郡上市にはとりつき筋と呼ばれる家筋にまつわる話が伝わっている。かつて、とりつき筋に生まれた人は本人の意思とは関係なく、ふとした拍子に他人へ取り憑いてしまうことがあると信じられていた。取り憑かれた人は取り憑いた人とそっくり同じ身振りや動作をするようになり、赤ん坊が取り憑かれて命を落とすこともあったという。取り憑いた本人がその場を離れると、憑き物も自然と落ちるとされていた。
以前はこうしたとりつき筋の家が実際にあり、その家からもらった卵は中身が真っ黒になっていることがあったとも語られている。また、とりつき筋の家系に生まれる女性は皆美人ぞろいだったとも伝えられており、恐れられる一方でどこか特別な存在としても見られていたようである。
- 広まり方
- 1979年の『和良の民俗―岐阜県郡上郡和良村―』に収録された東洋大学民俗研究会「七 信仰」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県郡上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ