とんちぼー
トンチボー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 囲炉裏にあたる老婆のそばへムジナが座りに来て、人の気配がすると木の株に姿を変えたという話。
- 細部
- 佐渡では、ある家の老婆が囲炉裏にあたって暖をとっていると、いつのまにか狢が隣に腰を下ろしていたと伝えられる。この狢はトンチボーとも呼ばれる。老婆が驚いて声を上げるでもなく、そのまま火にあたり続けていると、家の者や来客の足音が近づくたびに、狢はすばやく木の切り株の姿に変わって気配を消した。人が去ればまた元の姿に戻って火のそばへ寄ってきたという。人にいたずらをするでもなく、ただ暖を分け合うように居座る様子が、この地方のムジナ譚らしい穏やかさを伝えている。
- 広まり方
- 1988年刊の『高志路』所収、高橋郁子「むじなの話」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ