とびだま
とび玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜空を青白い尾を引いて横切る光の玉で、語り手は後年これをムササビの類ではないかと考え直したという。
- 細部
- 闇の中を青みがかった火が尾を残しながら飛んでゆくのを目にした、という体験談である。当時は怪しい玉として語られたが、話し手自身が年を経てから、あれは夜に木々を滑空するももんがだったのではないかと述べている点に特徴がある。怪異として名前が付けられた現象が、語り手の中で自然の動物の姿へと解釈し直されていく過程がそのまま記録として残された例で、山あいの集落の夜の暗さが背景にある。
- 広まり方
- 1960年の『ひでばち』に載る日野資純の報告(神奈川県津久井郡内郷村の方言会話資料)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ