ぽぽかてぺとるといすたくしわとるのでんせつ
ポポカテペトルとイスタクシワトルの伝説
The Legend of the Volcanoes (Popocatépetl and Iztaccíhuatl)
国外
場所・異界
- どんな話か
- 恋人の戦死の誤報を信じて命を絶った王女と、その亡骸を抱いて悲しみに暮れた戦士が、神々によって並んだ二つの山に変えられたという二つの火山の起源伝説。
- 細部
戦士ポポカテペトルは王女イスタクシワトルに恋をし、戦から戻れば結婚を認めるという王の約束を得て出征する。ところが彼の戦死という嘘の知らせが伝えられたため、悲しみのあまりイスタクシワトルは命を落としてしまう。勝利して帰還したポポカテペトルは恋人の死を知って深い悲しみに沈み、彼女の亡骸を山へ運んで寄り添い続けた。それを見た神々が二人を雪をかぶった山に変え、今でも近くで居られるようにしたとされる。
「イスタクシワトル」は「眠れる女」、「ポポカテペトル」は「煙を吐く山」を意味し、火山が噴煙を上げるのは恋人を想う炎だと語られる。詩人ホセ・サントス・チョカーノの詩などを通じて近代に広く定着した物語で、先スペイン期の原典に同じ筋書きがそのまま確認されているわけではない点には留意が必要。
- 広まり方
- 学校教材や観光案内、メディアを通じて国内で最も広く知られるメキシコの伝説の一つとなっている。
- 地域
- プエブラ州・メキシコ州・モレロス州境
- 年代
- 不明(先住民伝承由来説、近代の再話で広く定着)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ