てんとばな
天道花
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 卯月八日に竿の先へ花を束ねて立てる天道花には、男児誕生や捜し物、虫除けなど様々な俗信が結びついている。
- 細部
- 美浜町では、旧暦四月八日になると竿の先に花を束ねて結びつけ、庭先などに高く掲げる天道花という風習があり、これにまつわる俗信がいくつも伝わっている。まず、この花飾りをできるだけ高く掲げるほど、生まれてくる子は男の子になるといわれてきた。また、飾り終えた天道花はすぐに片付けず取っておく風習があり、後になって牛や馬が逃げ出したり、漁に出た村人が海で行方知れずになったりした際には、その枯れた天道花をかまどで焼べ、立ちのぼる煙が流れていく方角を目印にして捜せば見つかると信じられている。さらに、天道花に使った花のがらは、羽アリが発生した折にこれを撒くとアリを追い払う効果もあるとされている。
- 広まり方
- 1984年の『福井県史 資料編15 民俗』所収、藤本良致「卯月八日と天道花」に記録されている。
- 地域
- 福井県美浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ