てんさらばさら
テンサラバサラ
国内
未確認生物
- どんな話か
- テンサラバサラは雷とともに天から降る授かり物とされ、持つ家に幸福をもたらすが、失えば不幸が続くという。
- 細部
テンサラバサラは、雷が鳴るときに天から一緒に降ってくる授かり物だとされている。佐藤家に伝わるものは真っ白で丸みを帯び、兎の尾を切ったような形をしており、小豆ほどの大きさで細かい白い毛に覆われている。白い粉を与えて育てると次第に大きくなり、やがて子を産んで数を増やすともいわれ、家にあると良いことが起こると信じられてきた。弥惣兵衛家では明治36年ごろ、地面から一メートルほどの高さを飛んでいるのを拾ったところ家が大いに栄えたが、のちに土蔵を改築した際に失ってしまい、それ以後は不幸が続いたという。
また太郎七家では、大雷の翌日に自宅前で二つを拾ったと伝えられ、金運を招くという評判について尋ねられた当人は、そう言い伝えられているだけで実際のところはわからないと控えめに答えている。
- 広まり方
- 1952年刊『民間伝承』所収、佐藤光民「テンサラバサラ」に記録がある。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ