みなみそうまのはごろもをかくされたてんにょ
南相馬の羽衣を隠された天女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 羽衣を隠され天に帰れなくなった天女が漁夫の妻となり子をもうけ、羽衣を見つけると喜んで昇天したという話。
- 細部
葉山権現のそばにある大池で、ある暑い日に数人の天女が水浴びをしていた。そこへ通りかかった漁夫の姿に驚き、天女たちは慌てて天へ昇っていったが、1人だけ気づかずに水浴びを続けている天女がいた。漁夫はその隙に羽衣を見つけ、家宝にしようと持ち帰って庭先に埋めてしまう。天へ帰る術を失った天女は、漁夫が羽衣を隠し持っていることを知りながら、卑しい女の姿に身をやつして彼のもとへ通い、ついには夫婦の契りを結んで1人の子をもうけた。
その子が3歳になったとき、庭先で羽衣を見つけて母に告げると、天女は喜びのあまりただちに天へと昇っていったという。残された子は仏縁が深く、4歳で髪をおろし、のちに高僧になったと伝えられている。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫による長者伝説・その他の記録に見える。
- 地域
- 福島県南相馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ