あわしまうらのてんのうさままつりとえきびょうよけ
粟島浦の天王様祭りと疫病除け
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 7月14日の天王様祭りに、初物の胡瓜や牛の逆さ絵など複数のまじないで疫病除けを祈る粟島浦村の風習。
- 細部
- 粟島浦村では毎年7月14日になると、疫病をつかさどる神とされる天王様を迎える祭りが各地区でいっせいに営まれる。その年に初めてなった胡瓜を供えるのは、病にかからぬようにとの願いからで、家々は縁側にすだれを吊るし、悪い病を寄せつけまいと杉の小枝に幣束を挟んで戸口に立てる。さらに牛を描いた紙を天地さかさまにして入口へ貼り、絵の中の牛の脚を跳ね上げた姿にしておけば、疫病神が近づいた瞬間に蹴り飛ばして退けてくれると信じられていた。一つの祭りに複数のまじないが重ねられている点が特徴的である。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、大竹信雄による第4編第6章第2節「25 天王さま」の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県粟島浦村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ