てんまる
テンマル
国内
未確認生物
- どんな話か
- 甘楽町では、死体を食いに来るテンマルという妖怪を防ぐため、目籠を伏せたり刃物を胸に置いて埋葬したりした。
- 細部
- 甘楽町の旧秋畑村に伝わる話。テンマルと呼ばれる妖怪は、火車と同じような性質を持つとされ、人間の死体を食らいに来るのだという。これを防ぐため、遺体のそばには目籠を伏せて置く習わしがあった。また別の伝えでは、埋葬の際に死者の胸の上に木片を3片組み合わせて置き、さらにその上へ鎌や刀といった刃物を載せてから土をかぶせたのだという。いずれも、死体を狙う魔物から遺体を守るための呪術的な作法として、埋葬儀礼の中に組み込まれていた。
- 広まり方
- 1949年の『民間伝承』掲載、井之口章次「狼弾きの竹」、および1982年刊『群馬県史 資料編26 民俗2』第四編六一「死・喪:出棺・埋葬」(池田秀夫)に記録されている。
- 地域
- 群馬県甘楽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ