てんじん
天神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 天神と地蔵の会話を立ち聞きした父が、大井川の主に取られるはずだった息子の運命を餅の供物で覆した話。
- 細部
- 産婆を呼びに出かけた男が、道すがら天神さんと地蔵さんが交わす話を耳にする。まもなく生まれる子は男の子で、十五歳になれば大井川の主に食われる運命だというのである。月日が流れ、その子が十五歳を迎えたとき、江戸へ出向く用事ができた。父の教えに従い、大井川に一升三合の餅を投げ入れて供えたところ、主はそれで満足し、少年には八十三歳までの長寿が約束されたという。立ち聞きした予言を供物によって覆す筋立ての昔話である。
- 広まり方
- 1937年の『旅と伝説』所収、天野真弓「氷上郡昔話集(三)」に収録された話。
- 地域
- 兵庫県丹波市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ