てんじん
天神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 船上の西行法師に道を尋ねた老翁が返歌を残して消え、天神の化身だったと語られた。
- 細部
- 今津には天神を祀る宮があり、土地の古老が次のように語り伝えていた。昔、西行法師が船でこの浦の前を通りかかったとき、磯のほうから一人の老翁が近づいてきて、若狭へ抜ける道はどちらかと尋ねた。西行が和歌の形で答えると、老翁もまた歌を詠んで返し、そのまま掻き消えるように姿を失ったという。ただの老人があのような応答をするはずがない、あれこそ天神が現れたのだろうと人々は受け止め、宮の由緒を語る話として伝えてきた。歌のやりとりによって神であることが明かされる筋立てになっている。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成第二期』に収める『二川随筆』(山川素石、細川宗春)に記録がある。
- 地域
- 滋賀県高島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ