てんじくばな
テンジクバナ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 5月8日に七種の花を竹の先に結んで立てるテンジクバナは、天狗に神隠しされた者を捜す際にも使われたという。
- 細部
- 旧暦の卯月八日にあたる5月8日には、竹の先にフジやツツジ、ヤマブキ、ギボウシ、スズメノチャブクロ、コゴメ(クサソテツ)、ボタンという七種の花を結びつけたテンジクバナを家の東側に立てる習わしがあった。竹はできるだけ高く立てるのがよいとされていた。この花飾りには魔よけの意味合いもあったとみられ、天狗に化かされて行方が知れなくなった者を捜すときにはテンジクバナを手に山へ分け入るとよいとされ、無事に見つかったのちはその場で燃やし、立ちのぼる煙を浴びるとよいと伝わる。
- 広まり方
- 1984年刊行の『福井県史 資料編15 民俗』所収、藤本良致による「卯月八日と天道花」の項に記録がある。
- 地域
- 福井県福井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ