しずおかのえきびょうよけのてんぐさん
静岡の疫病避けの天狗さん
国内
未確認生物
- どんな話か
- 疫病を避け山に逃げた親子を天狗さんが一晩じゅう試し、草履を頭に載せて唱え言をすると鳴りやんだという。
- 細部
- 疫病が流行っていたころ、あるお婆さんが子供を連れて山中へ逃げ込んだことがあった。そこへ天狗さんが現れて二人を試すかのように、一晩中「おーい」と大声で呼びかけたり、小屋を激しく揺すったり、笛を吹いたり太鼓を打ち鳴らしたりして、ひどく恐ろしい思いをさせたという。たまらず草履を頭の上に載せ、ナンマイダンボーという唱え言葉を三遍唱えたところ、ようやく騒ぎは静まったと伝えられている。天狗さんはまた、汚れを何より嫌う性分だとされ、そのため葬式の棺に巻いた赤い布を身につけておけば難を逃れられるとも語られている。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による静岡県庵原郡両河内村調査の記録に基づく。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ