てんぐさま
テング様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 校長の顔に新聞紙が離れなくなるまで貼りつくなど、テング様の仕業とされる不可解な出来事が家の中で相次いだという。
- 細部
魚沼市のある家では、テング様の仕業とされる怪異が次々に起きたと伝わる。相談事の最中に苦情を言いに訪れた校長の顔に、突然新聞紙が貼りついて離れなくなり、やっとのことで剥ぎ取ると校長も不思議な出来事だったと認めたという。茶の間にカブが撒き散らされたときには狐狸の仕業だろうと天井を刀で突き刺したが、刺した刀はすべて奪われ、後になって外に投げ捨てられているのが見つかった。
土蔵にしまってあったクルミが茶の間に投げ込まれ、床一面に散らばっていたこともある。手綱で馬を叩いた人には、床の間に置いてあったローソクが飛んできてぶつかり、二つに折れるという出来事も起きた。動けなくなったその人を、馬が突然噛みついたという。さらに娘が糸まきをしていると玉が急に消えたり、囲炉裏の上でシミ除けにしていた芋などの野菜が消えたりする出来事も相次ぎ、家の者たちは恐れをなしたという。
- 広まり方
- 1975年の『高志路』所収、高岡功「テング様のフシギについて」に記録がある。
- 地域
- 新潟県魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ