てんぐさま
天狗さま
国内
未確認生物
- どんな話か
- 立山町では伐採後の切り株がとがると天狗さまに顔を突かれるとされ、手鋸で切って形を整えた。
- 細部
- 立山町では、木を伐り倒した後に株の断面がとがった形で残ることを嫌った。とがった切り株をそのままにしておくと、そこへ天狗さまがやって来て顔を突いてしまうと考えられていたためである。それを避けるために、勢いよく切り倒すのではなく、手鋸を使って株の断面が平らになるよう仕上げてから作業を終えたという。木を伐るという日常の仕事のなかに、山に住む天狗さまへの気遣いが組み込まれていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1973年刊行の『富山県史 民俗編』第二章「伐採」(石原与作執筆)に記録がある。
- 地域
- 富山県立山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ