てんぐさま
天狗様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 峰にある三又の木と沢にある二又の木は天狗様の止まり木とされ、伐ることを避けられていたという。
- 細部
- 山の峰に生える三又に分かれた木と、沢筋に生える二又に分かれた木は「峯の三又、沢の二又」と呼び習わされ、天狗様が羽を休める止まり木だと考えられていた。そのためこれらの木を見つけても、決して伐採してはならないとされ、もし誤って切り倒せば天狗の怒りを買って祟りを受けると恐れられていた。山仕事に携わる者たちは、山中でこうした特徴的な樹形の木に出会うたびに注意を払い、手を出さずに見守ることで祟りを避けようとしてきたという。特定の樹形を神聖視するこの言い伝えは、山とともに暮らす人々の信仰のありようをよく示している。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編26 民俗2』所収、井田安雄がまとめた祟りの項に記録がある。
- 地域
- 群馬県みなかみ町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ