てんぐさま
天狗様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 秩父市に伝わる話で、帰り際に出されたお茶を飲まずに出かけた畳屋が、木を伐る音とともに道が暗くなって進めなくなり、天狗様の仕業だと言われたという。
- 細部
- 秩父市には、職人にまつわる話が伝わっている。昔は仕事を頼んだ職人が帰る際には、お茶を出してもてなすのが習わしだったという。あるとき、畳屋がそのお茶を飲まずにそのまま出かけていった。すると、どこからか木を切る音が聞こえはじめ、あたりは道も見えないほど暗くなり、それ以上先へ進むことができなくなってしまった。畳屋はいったん引き返し、提灯を借りて出直すことにした。それは天狗様の仕業で、お茶を飲まずに出かけたことが原因だと言われたという。ところが、次に帰るときには提灯がいらないほどあたりは明るくなっていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1993年刊行『昔話伝説研究』所収、岡島正一「資料・秩父郡吉田町の昔話・世間話」に記録されている。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ