てんぐのさんおのぎり
天狗の三斧ぎり
国内
未確認生物
- どんな話か
- 炭焼き小屋で聞く斧の音と木の倒れる音のあと、確かめても木は無事だったという長岡市の天狗の怪音話。
- 細部
- 長岡市の山奥では夜になると、音だけの怪異がいくつも聞こえてくるといい、木を斧で打つ音・高い笑い声・太鼓の音などがそれぞれ天狗の仕業として語られてきた。昭和十年代のこと、村の男衆が何人かで山奥へ炭焼きに出かけ、小屋に泊まっていたところ、遠くから大木に斧をあてる「カーン、カーン、カーン」という音が三度響き、続けて「ビリビリビリ、ドサーン」と木が倒れる音が聞こえてきたという。これが天狗の三斧きりと呼ばれるもので、実際に音のするほうへ確かめに行っても、木はどれも倒れておらず、山の夜にはこうした怪音がつきものなのだと語られている。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)所収、水沢謙一の記録による。
- 地域
- 新潟県長岡市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ