てんぐのこしかけまつ
天狗の腰掛け松
国内
未確認生物
- どんな話か
- 中山の観音山にある松の古木は天狗の腰掛け松と呼ばれ伐採が禁じられていたが、これを破って伐り倒した若者は、その晩天狗に陰茎を切られ裏山の松に掛けられたという。
- 細部
- 東秩父村の中山にある観音山の中腹には、松の古木が何本も生えている一帯があり、これらは古くから「天狗の腰掛け松」と呼ばれて、誰も手を出そうとしない木とされてきた。ところが、村のある若者がこの言い伝えを気にせず、松の木を伐り倒してしまった。すると、その日の晩のうちに天狗が若者のもとへ現れ、若者の陰茎を切り取ってしまったという。切り取られた陰茎は、裏山にある別の天狗松に引っ掛けられていたと伝えられている。禁を破った報いの恐ろしさを物語る話として、地域に語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「動物・植物」に根津富夫が執筆した記録として掲載されている。
- 地域
- 埼玉県東秩父村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ