つなんのてんぐがおこすきたおし
津南の天狗が起こす木倒し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 津南町の山小屋で夜中に斧の音と大木の倒れる音が近づいてきたが、朝には何も倒れておらず天狗の仕業とされた。
- 細部
- 津南町から長野県境にかけての布目という山地へ、木を伐るために若い衆5人と炊事を担う女衆2人が小屋を建てて滞在していたことがあった。小雨の降るある晩の夜中、遠くからカーン、カチーンと斧を打ち込むような音が聞こえはじめ、その音は次第に近づきながら大きくなっていった。やがてメリメリメリ、ザーッという大木が倒れる音が響き、まるで小屋に覆いかぶさってくるかのような迫力に、小屋にいた全員が恐怖を覚えたという。ところが夜が明けて外に出てみると、倒れているはずの大木はどこにも見当たらなかった。この現象は天狗の木倒しという怪音として語り継がれている。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一「天狗の木倒し」に記録される。
- 地域
- 新潟県津南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ