てんぐのひ
天狗の火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗の仕業とされる怪火を見かけたら、履物を高く掲げると消えてしまうと伝えられている。
- 細部
- 夜道などで正体不明の火の玉に出くわしたとき、土地の人々はそれを天狗が起こす火だと考えた。恐ろしい火に思えても対処法は伝えられており、履いていた下駄や草履を脱いで頭上高くに掲げてみせると、火はやがて遠ざかっていくのだという。刀や鉄砲を持ち出すような大げさな対抗手段ではなく、身近な履物一つで怪異をやり過ごせるとする点に、暮らしに根ざした知恵としての俗信の性格がうかがえる。
- 広まり方
- 出典は『郷土趣味』1919年掲載、稲垣豆人「三河国岡崎地方の迷信」。
- 地域
- 愛知県岡崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ