てんぐまつ
天狗松
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 天狗が訪れるという松の枝を伐った者が木の上で手がしびれ動けなくなり、助け下ろされたが間もなく亡くなった。
- 細部
- この松には天狗が時おり降り立つと言い伝えられており、みだりに手を出してはならない木とされていた。ところがある者が構わずその枝を伐り払ったところ、たちまち異変が起き、木の上で両手がしびれてしまって自力では下りられなくなってしまった。騒ぎを聞きつけた人々が総出で駆けつけ、なんとか木から下ろすことはできたものの、その者はほどなくして命を落としてしまったという。禁を破って神木に刃を入れたことへの報いだったのだろうと、いまも語り継がれている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』掲載、今井福次郎「甲斐の樹木信仰」に記録されている。
- 地域
- 山梨県大月市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ