てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 横手市に伝わる天狗の話で、隠れ蓑と笠を得た男の顛末、雨乞いに使われた石、黒沼の主に玉を届けた逸話の三つを伝える。
- 細部
- 天狗と持ち物を交換して隠れ蓑と隠れ笠を手に入れ、思うままに立ち回っていた「食って寝」と呼ばれる男がいたが、ある時うっかり両方を焼いてしまい、以後は正体を隠せなくなったという。横手市にはだまっこ石と呼ばれる石もあり、天狗が戯れた場所とされ、この石を動かすと雨乞いの験があると伝えられている。さらに、仙台の赤沼で見知らぬ美しい女性から天狗の玉を託され、黒沼まで運んで後ろ向きに投げ入れてほしいと頼まれたという話も伝わる。黒沼を治めるのは女神だとされている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1940年の寺田伝一郎「羽後浅舞町近傍見聞書(続)」と、『伝承文芸』1990年の国学院大学民俗文学研究会「伝説」に記録がある。『女性と経験』1996年掲載の小堀美和「黒沼」伝承にも別話が残る。
- 地域
- 秋田県横手市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ