てんぐ
天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 天狗に腕を貸すと承諾した和尚の腕が縮んだが、後日天狗が戻ってきて火除けの銅印を残し腕も元に戻ったという話。
- 細部
- 宇都宮にある寺の住職であった和尚のもとへ、ある時天狗が現れて腕を貸してほしいと頼んできた。引き抜かれては困ると断ろうとすると、そのようなことはしないので貸すとだけ言ってほしいと重ねて頼まれ、和尚が承諾すると天狗は感謝して去っていったが、和尚の腕はそれ以来縮んで短くなってしまった。30日ほど経った頃、天狗が再びやってきて腕を返すと告げ、火除けの銅印を授けたところ、和尚の腕は元どおりになり、この銅印もまた火防のご利益を持つようになったという。同様の話は別の記録では、和尚のもとを訪れたのは修験者であったとも伝えられている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、山崎美成『三養雑記』および1993年刊『日本随筆大成第1期』所収、同著者『耽奇漫録』に記録されている。
- 地域
- 栃木県宇都宮市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ