つるがのてんぐがつげたあらしのよこく
敦賀の天狗が告げた嵐の予告
国内
未確認生物
- どんな話か
- 敦賀の大岩には天狗が棲むとされ、炭焼きの三左衛門が警告を聞き流したため、大嵐で家を失うことになったという。
- 細部
- 敦賀のある山には大きな岩があり、そこには天狗が棲みついていて恐ろしい存在だと言い伝えられていた。あるとき、三左衛門という男がこのすぐそばで炭焼きの仕事を始めた。すると天狗が姿を見せ、ここは自分の縄張りだからすぐに立ち去るように、そして今度笛の音と太鼓の音が聞こえたら山を下りるようにと告げてきた。三左衛門がこれを聞き流していると、数日たってふたたび天狗が現れ、もう一度だけ合図を送るのでそのときは必ず山を下りよと念を押した。やがて風が吹き荒れ、雨まで降り始めたので三左衛門はついに山を下りた。その直後、あたりは凄まじい嵐に見舞われ、あろうことか三左衛門の住まいはあえなく崩れ落ちてしまったという。
- 広まり方
- 『えちぜんわかさ』1993年掲載、荒谷捨松「敦賀市山の伝説」に記録がある。
- 地域
- 福井県敦賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ