つくばのてんぐにたおれたどうこうしゃ
つくばの天狗に倒れた同行者
国内
未確認生物
- どんな話か
- 筑波山に参詣する途中、暴風とともに現れた背の高い僧に連れの者が正気を失わされたと伝わる。
- 細部
- 筑波山へ若い頃に参詣した老僧の回想では、椎尾という山背から山へ入り、途中で急な暴風に遭った。風と競うように谷を通り過ぎたのは、丈が並外れて高く、緋衣を着た僧である。同行者が遅れたため引き返すと、その者は岩陰に倒れ、酒に酔ったような状態だった。抱えて本堂へ運ぶと堂守らしい僧から山人に遭ったのかと問われ、天狗の仕業と判断された。愛宕山や吉野山にも、人が天狗に取られる話が多いと記録されている。『閑田耕筆』(伴蒿蹊、日本随筆大成第一期、1976年)に載る、つくば市の話である。
- 広まり方
- 1976年刊行の随筆集「日本随筆大成」に、伴蒿蹊の随筆として収められている。
- 地域
- 茨城県つくば市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ