とっとりのてんぐしゅぎょうとはうちわ
鳥取の天狗修行と羽団扇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 魔尼山の天狗にさらわれた大工町の息子が、7年後に母の夢で修行の様子を告げ、後に羽団扇が届いたという話。
- 細部
鳥取市の魔尼山には天狗が棲むと伝えられ、大工町に住んでいた西野家の一人息子が、ある日行者のような姿の男に連れ去られてしまったという。行方が分からなくなって七年ほどが過ぎたころ、母親の夢の中に息子が現れ、自分は天狗のもとで修行を積んでいる、これから修行の成果を披露する式があるので屋根の上に野菜と強飯を供えてほしいと告げた。言われたとおりに用意すると、その夜遅く、風とともに人の話し声のようなものが聞こえてやがて静まったという。
それから何十年も経ったのち、西野家のもとに一本の羽団扇が届けられ、家の者たちはこれを息子の形見ではないかと語り合った。この出来事があってから後、西野家は大きな火事に見舞われた際にも焼け残ったと伝えられている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1932年掲載の小寺融吉「天狗の話」に記録が残る。
- 地域
- 鳥取県鳥取市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ